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認知症ケア専門士の勉強法とトリアージテクニックで効率的に!

認知症ケア専門士になるために事前に調べておく項目があります。

項目を大きく分けると

認知症ケア専門士の受験資格
試験の概要
試験の難易度と合格率
勉強方法
合格後の更新制度について

になります。

この記事の目次

認知症ケア専門士試験の難易度と合格率について

試験を受けるにあたり、やはり気になるのが、受ける試験の難易度です。

この認知症ケア専門士は、実際臨床に勤務しながら受験される方々がほとんどで、勉強時間が必然的に限られてきます。

難易度と試験内容を理解し、どのくらいのペースで学習すれば良いかを計画し、効率よく学習する工夫が必要となってきます。

試験の難易度を知る初めの段階として、その試験の合格率を見て見たいと思います。

認知症ケア専門士の合格率について

認知症ケア専門士試験の過去12年の合格率を見てみると

第1回試験の合格率は49.4%と50%を切っています。

波はあるものの、試験開始当初に比べると確実に上昇してきています。

ケアマネージャーの合格率が近年20%を切っていることを考えると、合格率としては決して少ない数字ではありません。

そして、難易度をみる上でもう1つ押さえておきたいのは、試験の範囲です。

認知症ケア専門士の試験範囲について

認知症ケア専門士の試験範囲は、

・認知症ケアの基礎

・認知症ケアの実際Ⅰ:総論

・認知症ケアの実際Ⅱ:各論

・認知症ケアにおける社会資源

以上の4分野あります。
この各分野の試験範囲である公式テキストと読破するのが実は少し難しいようです。

各分野に1冊ずつの公式テキストが用意されておりますが、そのページ数は1冊あたり約200~300ページ、トータルページ数は約1000ページあります。

仕事をしながら受験する人が多いこの試験では、テキストの読破が難関の1つではないかと思われます。

試験の難易度をまとめると

合格すること自体は決して難しくはないのですが、合格率50%中盤~後半という数字からも、ある程度の勉強をしなければ合格が見えて来ません。

試験勉強の難易度が高い試験なので、勉強するための工夫が必要となってくるということがわかります。

では、このような試験の勉強方法は一体どうすればいいのでしょうか

次は、認知症ケア専門士の勉強方法について調べてみました。

認知症ケア専門士過去問題集について

問題集選びのポイントは

問題に対する解説が充実しているか
問題数がある程度あるか
出題傾向と内容がマッチしているか

この3点がポイントとなります。

あとは問題数をある程度こなして、自分の苦手分野と得意分野を見極めましょう。

問題数をこなすことによって、試験傾向になれ、自分の得意・不得意分野のトリアージができます。

これらの勉強方法はほんの一例です。

トリアージとは

トリアージとは、「医療現場において、災害や事故などで人員や物資が足りないときに最善の結果を得るために、対象者の重症度によって治療の優先度の選別を行うこと」です。

たとえば、1日の中で、仕事、勉強、家事など、自身のやるべきスケジュールの優先度を決めて、優先度の選別を行うことで、自分の1日における時間がみえてきます。

勉強でもこの方法を意識的に実践することが試験に合格する上で非常に大切です。

やみくもに勉強するのではなく、トリアージテクニックを使用し効率的に勉強する方法を取り入れて実践することをおススメします。

トリアージを駆使した勉強方法について

まずは、4色のトリアージタグ(ふせん)を使って勉強の優先度を決めていきましょう。

問題集を例に挙げてトリアージタグ(ふせん)を使って分類分けの一例です。

赤色のタグ(自分の苦手な分野・苦手な箇所)

苦手な分野全体が赤タグとなります。
分野の中でも、全くわからなくて間違えた問題や、正解はしたがあまりわからなかった問題など、自分が特に苦手な箇所を赤タグにします。

黄色のタグ(あいまいな箇所やすぐ忘れてしまいそうな箇所)

次に赤タグまでとはいわないが、ほっておくと忘れそうな箇所(暗記を必要とするところや、理解したつもりだったが間違えてしまった問題など)あいまいな箇所は黄色タグとしましょう。

緑色のタグ(理解はしているがもう一度見直しておいたほうがよい箇所)

たぶん理解はしているが、もう一度見直しておく必要がある箇所、法改正がありそうな箇所などや、正解したが再度復習が必要と思う箇所などもチェックポイントです。

白色のタグ(完全に理解できる箇所・問題のない箇所)

上記のような一例のトリアージテクニックを使うことで、自分自身はどこが苦手で、どこが得意かを、自分の頭の中を整理することができます。

また、優先順位をつけることによって、やるべきことの優先順位がきまるので、勉強する必要のない箇所はとばして、重要なところだけを繰り返しやることができ、時間を効率的に使うことができるようになります。

今回は4色のタグ(ふせん)を使いましたが、必要に応じて自分なりにタグを増やしたりして、優先度の高い順番から勉強をしてみてはいかがでしょうか。

認知症ケア専門士の受験方法と資格取得方法は!

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