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ビジネス敬語の尊敬語・謙譲語・丁寧語を知れば身を助ける!

お互いを理解するためには、言葉が重要な役割りを果たします。
言葉づかいは心遣いとも言われ、その言葉を発する人柄を現します。

言葉によって救われ、言葉によって傷つけられる。
言葉づかいには気を付けたいものです。

ビジネスシーンでは、敬語を使います。

ビジネスシーンでの言葉づかいを知って使いこなせる自分になりましょう。

 

この記事の目次

ビジネス敬語には尊敬語・謙譲語・丁寧語の表現方法がある

ビジネスマナーの基本、敬語を使いこなせる自分になりたいものです。

敬語には大きく分けて、相手を敬う尊敬語・自分をへりくだる謙譲語・言葉遣いが丁寧な丁寧語があります。

話す相手や状況に応じて敬語を使い分けたいものです。

尊敬語・謙譲語・丁寧語について

1.尊敬語について

尊敬語は、目上の人の動作や状態などを高めて敬意を現す言い方です。

  • お(ご)~になる : おいでになる お訪ねになる ご覧になる
  • ~れる(られる) : 会われる 行かれる 借りられる

2.謙譲語について

謙譲語は、自分や身内の動作や持ち物などを へりくだって、相手を高め相手に敬意を表す言い方です。

  • お(ご)~する、いたす : お読みする 拝見する お願いいたします
  • お(ご)~させていただく : 書かせていただく 

3.丁寧語について

丁寧語は言葉の語尾に「です」「ます」をつけて相手への敬意を表したものです。

  • ~です、ます : こちらです 行きます
  • お(ご)+名詞(形容詞) : お料理 ご家族 お美しい

 

ビジネスシーンでよく使う敬語の一例を上げました

  尊敬語 謙譲語 丁寧語
する なさる なさる いたす します
言う おっしゃる 言われる 申す     申し上げる 言います
見る ご覧になる 見られる 拝見する    見せてください 見ます
聞く お聞きになる 聞かれる 伺う 拝聴する 聞きます
食べる 召し上がる いただく     頂戴する 食べます
思う 思われる      お思いになる 存じる 思います
読む お読みになる 読まれる 拝読する お読みする 読みます
行く いらっしゃる    行かれる 伺う 参る 行きます
来る いらっしゃる    お越しになる 伺う 参る 来ます
いる いらっしゃる    おいでになる おる います
会う お会いになる    会われる お目にかかる 会います
帰る お帰りになる おいとまする    失礼する 帰ります
訪ねる お訪ねになる 伺う    お訪ねする 訪ねます
知る ご存じ 存じ上げる 存ずる 知っています
借りる 借りられる お借りする 借ります
伝言 お伝えになる 申し伝える 伝言します
考える お考えになる 拝察する 考えます
贈る お贈りになる お贈りする 贈ります
もらう お受け取りになる いただく 頂戴する もらいます

 

相手と自分の呼称について

人と話をするとき、身内のことを「お父さんは~」「おじさんは~」などの言葉づかいは、
恥ずかしい表現で幼い印象を与えてしまいます。

区別して敬語を使い分けられるようになりたいものです。

相手と自分の呼称について一例を挙げてみました。

相手と自分の呼称

  相手 自分
会社・団体 貴社・御社 当社・弊社
  貴店・貴会 小社・本会
本人 様・貴殿 私・当方
    小生
同行者 お連れ様 連れの者
  ご同行の方  
訪問 ご来社・お越し お伺い・ご訪問
  お立ち寄り  
物品 お品物・ご厚志 寸志・粗品
  結構なお品  
家族 お宅の方・ご一同様 私ども
  ご家族の皆様 家族一同
授受 お納め・ご笑納 受領・拝受

 

ビジネスシーンでの自社と社外の人の呼び方は

ビジネスシーンに於いても、相手側と自分側の敬語の使い方を間違えてしまうと、
自分の評価を下げることは勿論、自社の評価を下げることにもなり兼ねません。

ビジネスの場でも、身内の呼び名には敬称をつけません。社外の人に対して自社の人も身内ととらえて敬称は付けず、へりくだった表現にします。

社内では、上司に対しては尊敬語や丁寧語を使い、自分や家族のことは謙譲語で話します。

取引先や他社の人と接する場合は、尊敬語で話し、社内の人間のことはたとえ社長であっても謙譲語で話すのがマナーです。

使い分けには充分注意をし、敬語をマスターしたいものです。

注)「部長」や「先生」などの役職者に対してはそれ自体が敬称なので、「部長様」「先生様」などと様をつけません。

  役職者あての伝言メモなどの宛名には、「○○部長」や「○○部長殿」と書くようにします。

 

 

ビジネス特有の表現について

ビジネスシーンでは、他社の人と話すときは勿論、社内でもふさわしいきちんとした態度と言葉づかいを求められます。

ビジネスシーンならではの、よく使われる言いまわしをスマートに使いこなしたいものです。

 

ビジネス慣用表現について

ビジネス慣用表現について取り上げてみました。

  慣用表現
誰ですか どちら様でしょうか
わかりました かしこまりました    承知いたしました
わかりません わかりかねます
どうでしょうか いかがでしょうか
できません いたしかねます
ありません 只今、切らしております
いません 只今、席を外しております
何ですか もう一度おっしゃっていただけませんか
何の用ですか どういったご用件でしょうか
誰を呼びますか 誰をお呼びいたしましょうか
ごめんなさい 申し訳ございません
すみませんが 恐れ入りますが     失礼ですが

 

接客でよく使う挨拶言葉7大用語とは、

接客でよく使う挨拶言葉7大用語の一例を取り挙げてみました。

・いらっしゃいませ
・かしこまりました
・恐れ入りますが
・少しお待ちくださいませ
・大変お待たせいたしました
・申し訳ございません
・ありがとうございました

敬語が上手に遣えるようになりましょう。

クッション言葉
依頼をするときは、「お手数ですが」「大変恐縮ですが」などのクッション言葉を加えましょう。
断るときは、「誠に申し訳ございませんが」「せっかくですが」などのクッション言葉を加えます。

言葉遣いは心遣いとも言われ、その言葉を発する人柄を現します。

言葉によって救われ、言葉によって傷つけられる。
言葉遣いには気を付けたいものです。

 

 

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