冬のこの時期は、気温が低く、空気が乾燥し風邪を引きやすい環境にあります。
また、インフルエンザウイルスの流行にも気を配る時期でもあります。
「風邪を引いたら無理せず休め」という風潮になりつつありますが、
風邪を引かないに越したことはありません。
風邪予防に、外出先から帰ったら手洗いとウガイは欠かせませんが、
お部屋での風邪予防に効果的な家電が、数多く出回っています。
そのウイルス対策を加湿器、空気清浄機、除菌脱臭機などを選ぶときのポイントなどを調べてみました。
この記事の目次
風邪予防対策を加湿器で部屋の湿度を高めてウイルスの活動を抑制
お部屋の適正な湿度は40%〜70%と言われています。
湿度が50%を超えるとウイルスの活動を抑制します。
ウイルスが原因で引き起こされる鼻や喉の感染症のことを「風邪」と呼びます。
うがいや手洗い、マスクの着用は言うまでもありませんが、風邪予防に効果的なのは加湿器。
湿度が50%を超えるとウイルスの活動を抑制します。
加湿器の効果でウイルスを抑制することによって、風邪をひきにくい環境を手に入れたいものです。
加湿器の種類には
加湿器には「気化式」と「蒸気式」と「超音波式」があります。
■気化式
気化式は、フィルターを通した水に風を当てて蒸発させ、フィルターで雑菌を除去する方式です。
電気代が安く済むという長所がありますが、加湿までに少し時間がかかるのが弱点です。
■蒸気式
蒸気式は、加熱することで水を蒸気に変え除菌ができる方式です。
短時間で加湿できるというメリットがありますが、消費電力は気化式などに比べて高くなります。
■超音波式
超音波式は、超音波で水を霧状に変えて噴霧する方式です。
電気代が安く済むのは気化式と同様ですが、除菌機構がないモデルの場合、雑菌をダイレクトに噴霧してしまうのが難点です。
加湿には、鼻や喉の粘膜からウイルスが侵入するリスクを低減するメリットがあります。
お部屋の適正な湿度は40%〜70%と言われています。
加湿器を選ぶ加湿機能のポイントは
加湿機能は加湿量とメンテナンスで選びたいものです。
■加湿量
一般的な加湿専用機レベルは、加湿能力600ml/hもあれば良いでしょう。
加湿器の加湿能力と部屋の大きさの目安は
300ml/h 和室5畳 洋室8畳
500ml/h 和室8畳 洋室14畳
700ml/h 和室12畳 洋室19畳
900ml/h 和室15畳 洋室25畳
■メンテナンス
加湿部の清潔性や手入れのしやすさを考慮したいものです。
加湿部は、常にタンクに水が張った状態で湿度も高い状態です。
その加湿部である加湿トレイや加湿フィルターなどの清潔性を保ち、カビなどの発生を抑制するための仕組みや機能が重要になってきます。
風邪予防対策を空気清浄機でウイルスの働きを抑制
空気清浄機を使用する目的はさまざまで、風邪予防対策、ハウスダスト対策やタバコ、ペットのニオイの除去など、ウイルス対策にと目的は様々です。
空気清浄機はマイナスイオンで、ウイルスの働きを抑制し風邪予防対策の効果があるといわれています。
空気清浄機の種類には
空気清浄機には「ファン式(HEPAなどのフィルター式)」「電気集塵式」「イオン式」があります。
■ファン式
ファン式は、扇風機やエアコンと同じようにファンによって強制的に空気を吸い込んで、フィルターで濾過し、きれいになった空気を吹き出す方式です。
ファン式空気清浄機は、HEPA(ヘパ)と呼ばれる目の細かい不織布のフィルターで微粒子を集塵・濾過し、においは活性炭で吸着する方法をとっています。
■電気集塵式
空気清浄機に吸い込んだ塵・埃をプラスに帯電させ、マイナスに帯電したフィルターに吸着させる方式です。
HEPAフィルター等の濾過式に比べて目詰まりに強く、清掃も可能となります。
■イオン式
イオン式は一定の距離をおいた電極に高電圧をかけ空中にイオンの流れを作り、そこに入ってきた微粒子などを帯電させ、それを反対の電荷を帯びた電極に集塵する方法です。
空気清浄機の空気清浄機能ポイントは
■風量(適用畳数)
空気清浄機は基本的に0.3μm以上の微小粒子状物質を99.97%捕集できる「HEPAフィルター」を搭載しているモデルがほとんどです。
花粉やハウスダストなどの除去を目的とする場合、部屋の広さの2倍を最低限の目安にするとよいでしょう。
■搭載センサー
人やニオイ、ホコリ、温度・湿度、照度など、搭載しているセンサーが多いモデルほど、室内環境をつぶさにチェックし効率運転ができます。
■イオン機能
シャープの「プラズマクラスター」、パナソニックの「ナノイー/ナノイーX」、ダイキン工業の「アクティブプラズマイオン」など、除菌・消臭ができるというイオン機能を多くのメーカーが搭載しています。
■静音性
空気清浄機は空気をきれいにするのが仕事なので、ホコリや花粉にまみれた室内の空気を大風量で吸い込んでくれますが、運転音が気になります。しっかりとチェックしておきたいものです。
■フィルターの手入れのしやすさ
加湿空気清浄機の多くが「フィルター交換10年不要」としている機種がありますが、しかしそのためには「プレフィルター」と呼ばれる目の粗いフィルターをこまめに掃除しなければなりません。長期間安心して使うためには、プレフィルターの手入れのしやすさは重要なポイントです。
風邪予防対策としては、加湿器と空気清浄機の併用が効果的です。
湿度を50〜55%に保ち、マイナスイオンでウイルスを不活化すれば、風邪を引くリスクをかなり低減できるでしょう。