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サクラサイト商法とは!その手口は?
サクラサイト商法とは、サイト業者に雇われた「サクラ」が、異性、芸能人、弁護士などになりすまし、消費者の気持ちを利用してサイトに誘導、他メール交換などの有料サービスを利用させ、支払いを続けさせる手口を「サクラサイト商法」といいます。
サクラサイト商法は、出会い系サイトにとどまらず、多種多様な入り口で消費者を待ち受けています。
消費者の心の隙間を利用し、同情心や多大な期待感または恐怖心をあおり、正常な判断ができない状態にさせポイントなどを購入するように仕向けます。
昨今、スマートフォンの普及に伴い、LINEなどの無料コミュニケーションアプリの機能を利用したサイトへの誘導や、チーム制で戦うゲームのポイント購入など、新たな手口が増加しています。
サクラサイト商法の被害相談事例を参考にトラブル回避
サクラサイト商法の被害相談事例を参考にトラブルの回避になればと思います。
「出会い系型」
知らない人からメールが来て、出会い系サイトに誘導された。
無料ポイント分だけ利用しようと思い返信した後、会う約束をしたがポイントが無くなり、ポイントを購入しメールを続けてはまた、更に追加してポイントを購入することになる。
結局は相手とは会うことができず、その後連絡も取れなくなる。
「内職サイト型」
副収入を得ようと思い内職サイトへ登録した。
仕事の内容は、人の悩みを聞いてアドバイスをする仕事で、報酬を払うので口座番号を教えて欲しいとの連絡に対し、メールで連絡すると文字化けして読めないから、相手とセキュリティレベルを合わせるための費用をサイトへ振り込むことになる。
その後も色々な名目で費用を支払ったが、報酬は貰えなかった!
「占いサイト型」
無料診断の占いサイトに、生年月日を入力して送ると、すぐに占い師から「今が貴方の人生において転換期です」と返信が来た。
先方からのメールは、無料だがこちらからアドバイスを求めるメールは有料であったため、ポイントを購入し質問を送るの繰り返しで、思わせぶりな言葉ではっきりとしたアドバイスはなかった。
他の占い師からも同じようなメールが届くようになり、誰からも具体的なアドバイスは期待できなかった。
多様な決済手段とトラブルに合わないための心得は
多様な決済手段とトラブルに合わないための心得は、知らない人からのメールには返信しないことと、メールを開かないことです。
メールのやり取りでは相手がサクラなのか確認することは非常に困難です。
現実の世界であり得ないことはネットの中でも現実になることはありません。
メールのやり取りはやめることです。
トラブルにあったら、すぐに最寄りの消費生活センターや警察などに、相談することをおすすめします。